洋食のコース料理は、外側のカトラリーから順に使うのが基本です。順序が決まっているのは格式のためではなく、迷わずに食事へ集中できるようにするためです。ここではスープから肉料理までの扱い、ライスの食べ方、食べ終わりの置き方まで、迷いやすい場面ごとに順を追って解説します。
コースはどう進むのか
並んでいるカトラリーの本数を見れば、コースの品数がおおよそわかります。外から使っていけば、最後に残るのはデザート用です。皿の上部に横向きに置かれているものがあれば、それがデザート用です。
途中でカトラリーが追加されることもあります。その場合も原則は同じで、新しく置かれたものを外側から使います。
スープの飲み方
手前から奥へすくうのは、こぼれた場合に自分側へ落ちないようにするためです。残り少なくなったら皿の奥側を持ち上げて傾けます。この動きも同じ理由です。
スープを飲み終えたら、スプーンは皿の中に置きます。カップ型の器の場合は受け皿の上に置きます。
魚料理と肉料理の扱い
魚は身の上側から食べ進め、骨を外してから下側へ移ります。裏返さないのは、皿の上の形を保つためです。肉は左端から一口分ずつ切り、切ったらすぐ口に運びます。
力を入れて切る必要がある場合、ナイフの角度を寝かせると静かに切れます。音を立てないことは、洋食で最も気を配る点の一つです。

ライスやパンはどう食べるのか
フォークの背に載せる食べ方は日本で広まった作法で、現在は無理に守る必要はありません。食べにくい方法を続けるほうが、かえって落ち着きません。
パンはスープが終わってからが目安です。ちぎってから口に運ぶのは、かじった断面を人前に出さないためです。バターは一口分ずつ塗ります。
食べ終わりとナプキンの扱い
揃えて置く向きは、柄を右下にするのが一般的です。刃は内側へ向けます。刃を外へ向けると、給仕に対して失礼にあたるとされます。
中座するときは、ナプキンを椅子の上に置きます。テーブルに置くと食事終了の合図になるため、区別しておくと安心です。
迷いやすい場面での判断
カトラリーを落としたら自分で拾わず、給仕に知らせます。飲み物をこぼした場合も同様です。自分で処理しようとすると動きが大きくなり、かえって目立ちます。
順番を間違えても、途中から正しい位置に戻せば問題ありません。誰も見ていないことのほうが多く、気にしすぎないことも作法のうちです。
よくあるご質問
洋食のカトラリーはどれから使いますか。
外側から順に使います。料理と対応して外から内へ並んでおり、皿の上部に横向きに置かれたものはデザート用です。
スープはどうやって飲みますか。
スプーンを手前から奥へ動かしてすくいます。残り少なくなったら皿の奥側を持ち上げて傾けます。音を立てないよう注意します。
ライスはフォークの背に載せるべきですか。
無理に守る必要はありません。腹に載せて構いません。食べにくい方法を続けるほうが、かえって落ち着かない印象になります。
カトラリーを落としたらどうしますか。
自分で拾わず、給仕に静かに知らせます。慌てて拾うと動きが大きくなり、かえって目立ってしまいます。
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